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虚ノ少女 感想・レビュー

Innocent Greyが贈るサイコミステリィAVG第6弾「虚ノ少女」2013年2月8日発売!

メーカー : Innocent Grey
ジャンル : サイコミステリィAVG
発売日 : 2013年2月8日(金)
価格 : 本体価格 9,800円(税込価格10,290円)

原画/監督 : 杉菜水姫
シナリオ : 鈴鹿美弥
音楽制作 : MANYO (Little Wing)
『月の虚』 : 霜月はるか / 『翡翠の美羽』 : 鈴湯 / ムービー制作 : 癸乙夜(Mju:Z)


虚のプレイ中にPCが昇天してしまい、ノートPCで終わらせたは良いもののオフ専なので更新もできませんでした。
PC新調したので、ようやく感想が書けます。

【ネタバレなし感想】

プレイしていて、本当に面白かったです。
このご時世にミステリのジャンルでここまで凝ってくれるメーカーさんもいませんし、真相を否応なく期待させられる展開、魅力的なキャラクター、そして美しいCGで本当に全体的に質が高いです。

立ち絵ひとつひとつが杉菜水姫さんのタッチと珈琲貴族さん監督のグラフィックで絵における業界の頂点を行ってます。
そして過去作よりさらに質と量を増したLittleWingのBGMも相まって戦前・戦後の魅力的な世界観を映し出します。
まさしくADVだからこそ作り出せる世界ですよ。いや、本当文章を読むのが面白かったです。

キャラクターの数も尋常じゃないくらい多く、発売前なんかは「これ話畳めるのか?」と不安にもなりましたが、
ほとんどが綺麗な形で話に収まっていてシナリオの方の力を感じます。

殻ノ少女TrueENDの続編と言う事で、本筋のネタバレ全開なためになかなか人に薦められない訳ですが、殻のあのENDを見た方には是非とも虚ノ少女もやっていただきたいです。

CG ★★★★★(5) 素晴らしいの一言です。
BGM ★★★★★(5) いや、これも本当良かったです。歌も良い!
シナリオ ★★★★☆(4.5) プレイ後本当に隅から隅までお腹いっぱいになったので。
エロ ★★☆☆☆(2.5) まぁ、数と中身の問題と言うか。でもエロCGまでエロ素晴らしい!




追記では【ネタバレあり感想】を。

        
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【ネタバレあり感想】
いやぁ……Trueきっつかったです。

殻もあの終わり方で「変なもの植え付けられた」って感想だった訳ですが、虚はさらに上を行く変なモノ植え付けられた感覚です。冬子死んでたし、妊娠して子供産んでたし、土の中で白骨だし……。

Trueの話は一旦置いておいて、本編(?)についてちょっと。


【本編の良かったところ】
・過去編と現在編がうまく絡み合っていた。
理人が真崎なのはみなさん途中で気づくとして、理子があの下ネタ女だったのは直前まで気づきませんでした。
話としても時坂さんが富山県に行ったりで過去編で見た事が紐解かれていく展開は面白かったです。

尚が最後まで何したかったのかよく分からないままラスボスとして次回作へ持ち越されるのは少し不満ですが。

あと、若女将が死ななくて本当良かったです。勘違いしてくれてありがとうー!
タオル何十回と連打できたのもその勘違いのおかげです。エロシーンは無かったけどおっぱい拝めてよかったです。




・ミステリモノとして十分なボリューム。

2013_0321_1.jpg
Copyright Innocent Grey/gungnir All Rights Reserved. 「虚ノ少女」より http://www.gungnir.co.jp/innocentgrey/

過去作は結構ポンポンとヒロインが死んでいって時坂さん見事な金田一っぷりだった訳ですが、今作はきちんと捜査の過程も見られて、一緒にプレイヤーが考える時間があったように思います。

まぁ金田一な事に変わり無かった訳ですが。でも若女将は守られました。 単なる勘違いでですが。

・ミステリとしての煽りの上手さ
やっぱり読んでて「これは一体どういう事なんだ!?」って思ってこそミステリは面白い気がします。
そういう点で、虚はシナリオやCG、演出で見事に続きを期待させてくれました。

砂月が天子と思わせての謎の天子登場、人形に殺されたような砂月死亡。
やたら酷い夢見る雪子に、左目の孔○○○○したくなる僕らの未散ちゃんの言動まで、雰囲気含め面白かったです。

眼孔をペロペロしたい
※ペロペロしたい。
Copyright Innocent Grey/gungnir All Rights Reserved. 「虚ノ少女」より http://www.gungnir.co.jp/innocentgrey/

冬子の妄執に囚われるワカメ時坂さんの行動もまたプレイヤーの気持ちを代弁してくれます。
ただ、富山育ちとしては、あんなに富山怖い所じゃないよと文句を。


【本編の悪かったところ】
・真相が割りとしょぼい。そしてみんなそれほど狂ってない
「なんと砂月は双子でしたー!」ババーン  「なっなんだってー!」ドーン
「兄が好きすぎて見合い相手殺してましたー!」ババーン  「ナンテコッター!」ドーン
「雪子は友人を殺す事で相手を取り込んでいた!」  「おっ…おう……」

もちろん意図的に悪く書いてる訳ですが、要はこういう事だったと思います。
まず、砂月の正体について。

ミステリで双子ネタって、恥ずかしくて誰も使えないモノだったような……。
人形との会話でもきっと誰もが「双子?」とか考えつつも、あまりの簡単さに頭から排除する可能性ですし。

それでいて、その双子ネタの昇華もあまり上手くなかったように感じます。
二周目で過去編の「砂月」が理子、皐月の名に置き換わり微妙な反応の違いを感じられるようになる仕組みですが。

展開はほとんど変わらない上に若干のCG追加、そしてあの退屈な過去編前半……。
スキップしたいけど名前変わるし……、みたいなストレスを感じた割にその昇華は弱かったように思います。

OPまで変わって「次は2人の砂月に焦点を当てる番だ!」とするのなら、2人の出会いやイベントシーンをもっと増やすなどして欲しかったです。名前を置き換えるだけじゃ、読んでてもつまんないです。



そしてその次。一連の物語の犯人。
これまた、「どうせ妹だろうけど、そんな単純な話じゃないだろ……」と思いきやそんな単純な話でした。
天恵会やら話がいろいろ回った割には、結局は一本道で兄に恋する妹の過ちだなんて、浅すぎます。

それに捕まる時だって、何の捻りもなく囮に釣られて終わりって^^;
まぁそもそも過去作からして特に事件の真相に捻りがあった訳でもないですが、今回はそれを期待させてくれる演出がすごかった。今作は違うのではないか、そんな期待があったからこそ、ガックリ来てしまいました。

どうせならもっと小夜さんを前面に出しても良かったと思うのですが、従姉好きすぎて手足でオナニーしちゃう人で終わったのが残念でした。理子を産んだ計画について等もっと掘り下げて欲しかったなと……。



そして最後。メインヒロインの一人、雪子について。
最後まで本筋とは何の関係もないまま一人悪夢やら親子関係について悩んでいて。
本筋が終わってから「実は殺した友人そのままの心に変わるヒロインだった!」とか言われても、本筋の話に心が行ってるプレイヤーからすれば「あぁ、そうですか……」でしかないと思います。

理子と同じ過ちを犯しそうになる、という要素も特に昇華された訳ではなかったですし、普通に親子関係に悩むヒロインで良かったんじゃないですかね。殻3で白百合の園での集団自殺、あとみんな精神的にオカシイ事についての説明があるのかと思いますが、それなら雪子の話は虚でする必要無かったんじゃないかなと。


・虚の犯人達の何がダメなのか。

殻の1人目の犯人は今回の妹のそのまま逆の立場とも言えるかもしれません。
それでも、そういう歪んだ愛みたいなのは、男がやるからこそ醜さが出るのかなと思います。(ただのはた迷惑ですが)

あと、虚については殺害の単調さもあると思います。シナリオ上仕方ないですが、腹割いて土人形入れるオンリーって。
殻の「綺麗な妹を作るおー!」って理由で身体のパーツ集める、くらいの歪みが欲しかったです。


そして、殻2人目の犯人。母親のネグレクトと、リアル殻ノ少女目撃までのトラウマをもってして自分も殻の少女を作ろうと女学生を殺めた訳ですが、これもまた男がやるから醜いのかなと思います。あ、醜いは褒め言葉です。

これは単なる私の個人的な趣味なのですが、女性が犯人だとどこか話に綺麗さが出てしまって、生々しくないんですよね。男が嫉妬とかトラウマとかで確信犯的に人を殺すからこそ醜くて良い、みたいな。

それなのに虚は今回男みんな良い人(嘔吐で窒息した馬鹿と寝てて刺された雑魚は知らない)なんですよね。
賢静さんも実は村の因習を終わらせようとしていたし、老人も最後はまともな人でした展開。
種馬男も種馬な以外は真面目なシーンしかなく、その種馬の弟はただの常識人な始末。

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※嘔吐で窒息した馬鹿と寝てて刺された雑魚
Copyright Innocent Grey/gungnir All Rights Reserved. 「虚ノ少女」より http://www.gungnir.co.jp/innocentgrey/


何が言いたかったかと言いますと、過去作は真相こそ単純ではあるものの、その取り憑かれたモノに関してはかなりのインパクト、醜さがあった訳です。それが虚には無かった。それが残念だと言う事です。


・天恵会、必要だった?
また、天恵会の話がどうも完全なサイドストーリーと言うか、ねじ込んではいるけど本筋で手一杯だから横でやってて、みたいな印象を受けました。主人公が2人になってもプレイヤーは1人な訳で、結局は同じ事と言うか、どうせなら殻のように前半後半で2個の話をやれば良かったのにと思いました。そうすれば雪子の話も掘り下げられた気がします。あと理子の話も。あ、でも尺的に今でも十分長いですし、現実的じゃないですね。

「果たして何を画策しているのか」と言いつつも、実際には別に新しい巫女を置いた訳でもなく、前の幹部が帰ってきただけでしたと言う。雪子を巫女として置くのはゲームオーバーですし、要らなかった気がします。
その幹部も何のドラマ性もなく殺されますしね。

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※何のドラマ性もなく殺された幹部。
Copyright Innocent Grey/gungnir All Rights Reserved. 「虚ノ少女」より http://www.gungnir.co.jp/innocentgrey/

あ、でも空木は菜々子さん陵辱要因でしたね。あのシーンは素晴らしかったです。



【悪い事ばかり書いてしまった】

不満な点ばかり書いてしまいましたが、すべては私の語彙力の無さが原因です。
良い点を言いと言うには語彙力が足りないというか、上手く表現できず。

プレイした方ならこの作品が十分に面白く素晴らしいモノであった事は分かりきってらっしゃるでしょうし、大丈夫かなと。

冒頭にも書きましたが、徹夜するほどにのめり込んでプレイするほどに雰囲気、CG、音楽、シナリオどれをとっても素晴らしいと思いました。クロウカシスからも随分期間が空きましたが、それを埋めるほどの完成度、ボリュームだったように思います。こういったゲーム自体が減っている業界なので、イノグレだけはこの路線で是非ともこれからもゲームを出していって欲しいなと。いや、本当大好きです。



【TrueENDについて】

2013_0321_10.jpg
Copyright Innocent Grey/gungnir All Rights Reserved. 「虚ノ少女」より http://www.gungnir.co.jp/innocentgrey/

True展開は本編と別の流れのように思いました。
プレイ最初の妊婦の描写が冬子のようですが、出産して死ぬという事が受け止められなくて無意識に「まーた四肢切断キャラ出るのかー(ノ∀`)」とか思ってました。逃げました。

カラの少女シリーズは「妄執ブレイカー時坂の事件簿」な気もしますが、やっぱり冬子の話でもあるように思います。
そんな冬子が虚にて死亡、白骨体で発見されるというのは本当にショックというか、クるものがありました。

幸せエンドはドラマCD、そしてParanoiaENDでも補完されているのでまだ精神が保てますが、本筋がコレというのは殻の時と同様なかなか胸が痛いです。時坂も冬子も良いキャラですしね。

あ、別に文句を言っている訳ではないんです。ショックだけど、それもまた作品よね、みたいな。
シリーズは次で完結という事で、もちろん買わない選択肢なんて無い訳です。

ただ、冬子の子供を探す物語、というのがあまり惹かれないというのはあります。
その辺含め次でまたどれほどの完成度、そしてスケールアップをしてくれるかが楽しみですね。

個人的には杏子さんが好きなので、時坂さんと一緒になってくれればいいなとか思ってます。あのデカ男は一生左遷されてろ。

あと、八木沼さんの優遇度が今作でまた上がったのが個人的にフヒヒです。
時坂家に上がるのを拒否された時の八木沼さんの反応は、文には書いてなくてもボイスで「えっ…」ってショック受けてたのは良かったです。良いですねギャップですよ。



シリーズも次で最後という事で本当に待ち遠しいですが、しばらくは虚のサントラ聞いていろいろ浸ろうと思います。
にしても、本当に七七ってキャラは嫌いです。その発言全てに殺意が沸きます。本筋に関わってこなくて良かったです。


        
[ 2013/03/21 13:00 ] Ka_Mizuki | TB(0) | 記事へコメント(0)
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【向日葵の教会と長い夏休み】応援中!
                                                                               

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